2024.11.21
国際環境NGOグリーンピースジャパン11月発行のレポートによると、長野県では20世紀末とくらべて、21世紀半ばに0.5~3.0℃、21世紀末には1.0~6.7℃、全県的に年平均気温が上昇することが予測されたそうです。信州移住をお考えの皆様、現に信州で暮らす皆さま、すべての方々に考慮していただきたいデータです。
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン令和6年11月配布↑
写真にある年平均気温の空間分布をみると、あと6年ほどで松本市中心部の平均気温は14℃~16℃となりそうです。昨年の年平均気温が13.7℃(気象庁2023年データより)で、1960年代の年平均気温が11℃台が最多だったことから鑑みても2℃以上上昇していることがわかります。気象庁|過去の気象データ
寒冷地であった過去には育っていた野菜・果物・穀物への悪影響、観光業を支える森林環境や積雪が必要な冬季スポーツにも打撃を与えてしまいそうです。しかし、寒さに弱い方にはありがたいことかもしれません。
この気候変動により問題が多発し、人のみならず動植物が生き辛くなることに対して、誰かが対策し助けてくれる、行政がなんとかしてくれる、という考えだけでは、この気候変動の波は止まりそうにありません。
建築物省エネ法の改正により、2025年4月以降に着工する全ての建築物に省エネ基準の適合が義務付けられます。300㎡未満の小規模の住宅や非住宅についても省エネ基準に適合することが求められます。現行より建設費が高くなることは言わずもがな。
私たち一人一人、何をすべきか、実際何をするか、真剣に取り組む時代になりました。